たっち期

つかまり立ちの時期に伸びる力とは?からだ・こころ・感覚の6視点で解説

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つかまり立ちっていつから?発達の目安を知って安心しよう

平均はいつごろ?個人差があるからこそ気をつけたいこと

パパ
パパ

赤ちゃんのつかまり立ちは、平均して生後8〜10ヶ月ごろから始まるといわれています。でも、これにはかなりの個人差があります。早い子は7ヶ月から始めることもあれば、1歳近くになってからようやく立ち上がる子も。
どのタイミングであっても、「この子なりのペース」で成長しているということを忘れないでくださいね。

「早すぎる?遅い?」という不安が出たときの考え方

SNSや周りの子と比べてしまうこと、ありませんか?
でも、成長には「その子なりのリズム」があります。もし不安を感じたら、かかりつけ医や支援センターに相談するのも一つの手。でも「ママが不安に感じること」自体が、とっても自然なこと。大丈夫、ひとりじゃないよ。


6つの視点で見る!つかまり立ちの時期に育つ力とは?

この時期は“立つ”ことだけが成長ではありません。赤ちゃんの中で、6つの力がぐんぐん育っているんです!

①からだのうごき(粗大運動):筋力・バランスの発達

・つかまり立ちができるようになってくる!
・家具や壁に手を添えて、横に伝い歩きする姿が見られる!
・バランスをとるために腕を広げたり、膝を曲げたりするようになる

つかまり立ちは、体の大きな筋肉をフル活用する動き。
特に、足の筋肉、体幹、背中、肩…すべてを使ってバランスをとっています。「立つ」って、実はすごく高度な動きなんですよ。転ぶのも経験のうち。たくさん挑戦する中で、バランス感覚や踏ん張る力が育ちます。床にはクッションマットを敷いてあげるなど、安全面をサポートしてあげましょう。

②おててのうごき(巧緻運動):手で支え、掴み、学ぶ

・指先で小さな物をつまめるようになる!
・両手を使って別々の動きができるようになる。
・スイッチやレバーなど道具を操作し始める。
・物を「入れる・出す」遊びを楽しむようになる。

この時期の赤ちゃんは、手で支えたり、物を掴んだりして「自分でバランスを取る」ことを学びます。支えにしている家具や、おもちゃ、パパママの足につかまるのも、全部“学び”のひとつ。手先の器用さも、少しずつ育っているサインです。赤ちゃんが安全に掴めるように、家具の角にカバーをつけたり、不安定なものは避けてあげましょう。

③みるチカラ(視覚):高い視点で世界が広がる

・動くものをしっかり目で追えるようになる!
・見たものに手を伸ばし、行動につなげるようになる!
・色や形、大きさの違いに気づきやすくなる!
・遠くの物にも興味をもち、指差しやリアクションが増える!
・鏡に映る自分の顔に興味をもち、じっと見つめるようになる!

つかまり立ちによって、視点が一気に高くなります。今まで床から見ていた世界が、ぐんと広がることで、好奇心が刺激されます。おもちゃの位置をちょっと高くしてみたり、窓から外を見せてみたり…。視覚の成長を促す工夫もたくさんできます。視線を合わせて「見てるね」「すごいね」と声をかけるだけでも、赤ちゃんは安心し、見る力がどんどん伸びていきます。

④きくチカラ(聴覚):音と方向を結びつける力

・自分の名前を呼ばれると振り向くようになる!
・「ダメ」「おいで」など簡単な言葉の意味がわかり始める!
・ママやパパの声を聞いて安心したり笑顔を見せるようになる!
・音のする方向を自分で探そうとする姿が見られる!

赤ちゃんがつかまり立ちしながら、音のする方を向く。これは「音の方向がわかるようになってきている」証拠です。この時期は、音の出るおもちゃや、ママパパの声かけがとっても有効!立っている時に「○○くん、すごいね!」と声をかけると、音と動きがつながって学びになります。さらに、名前を呼ぶと振り向いたり、笑顔になることが増えてきますよ。

⑤さわってかんじる(触覚・感覚):足裏・手のひらで世界を感じる

・感触の好みがはっきりし、嫌な素材を避けることがある!
・お気に入りのぬいぐるみやタオルなど「安心する触感」を求める!
・手だけでなく足の裏や体全体で感触を楽しむようになる!
・触ったものに夢中になり、じっくり“探るような遊び方”が増えてくる

つかまり立ちでは、足裏で床の感触をしっかり感じるようになります。フローリングの冷たさ、マットの柔らかさ、じゅうたんのザラザラ感…。五感がどんどん発達していきます。この「さわる経験」は、のちのちの感覚統合にもつながる大事な土台。足の裏をしっかり刺激できる環境、裸足で過ごせる時間を少し作ってあげるのもおすすめです。

⑥こころのうごき(情緒・社会性):挑戦する気持ちと達成感

・甘えたい時に抱っこを求めたり、安心できる人に近づこうとする!
・「イヤ」「こわい」などネガティブな感情もはっきり出てくる!
・知らない人や場所に警戒して、人見知りが強くなることがある!
・喜んでもらえると嬉しそうに笑ったり、真似をして関わろうとする!

「やってみたい!」という気持ち。これが情緒の発達の第一歩。
つかまり立ちは、赤ちゃんにとって“初めての挑戦”とも言えます。
立てたときの「ドヤ顔」、できた喜びをパパママと共有できる瞬間は、情緒や社会性の発達にも直結しています。何度も転んでも挑戦しようとする姿。パパママが笑顔で「すごいね」「がんばったね」と声をかけるだけで、赤ちゃんは自分に自信を持てるようになります。


パパママができる「見守り方」と「関わり方」のコツ

たっち期に転倒が心配?安全対策のチェックポイント

・角のある家具にはガードを
・転びやすい場所には滑り止め
・ソファやベッドからの転落対策も忘れずに

安全対策をしながら「自由に動けるスペース」を作ってあげることが大切です。

声かけやスキンシップで“こころの発達”をサポート

何気ない声かけが、赤ちゃんの心の栄養になります。
「見てたよ」「できたね」「がんばってるね」この一言で、赤ちゃんは安心し、「またやってみよう」という気持ちになります。

スキンシップもたくさん取り入れて、身体と心をダブルで育てていきましょう。

成長を促す遊び&おもちゃのアイデア

  • つかまって遊べるローチェア
  • 手押し車(倒れにくいもの)
  • 積み木や指先を使うおもちゃ

「やってみたい!」を引き出せる環境づくりがポイントです。


まとめ:つかまり立ちは“成長の合図”。焦らず楽しく見守ろう

「できた!」を一緒に喜ぶことが、最高の支援

赤ちゃんの成長に“正解のスピード”はありません。
大事なのは、その「やってみたい」を応援してあげること。

失敗しても、転んでも、笑顔で見守ってあげてください。
それだけで、赤ちゃんは「パパママが味方なんだ」と安心できるんです。

成長のペースは人それぞれ。比べず寄り添う子育てを

つかまり立ちは、成長の一歩。
でも、まだまだその途中です。

一緒に成長を見守って、一緒に喜んでいきましょう。
赤ちゃんにとって、そしてママパパにとっても、この時期は一度きりの“特別な時間”です。

焦らず、比べず、たくさん抱きしめて、たくさん見てあげてくださいね。


以上です!全力で心を込めて書かせていただきました💐
あとは自由にアレンジしてもらえたら嬉しいですし、「ここだけちょっと変えたい」っていう相談もいつでもOKです!

一緒にママたちの安心をつくっていきましょう✨

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