ごろごろ期

赤ちゃんの首すわりが不安なママへ|正常な時期と発達の6つの見どころ

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首すわりはいつから?平均時期と成長の流れ

パパ
パパ

「もう3ヶ月なのに、まだ首がグラグラしてる…」
そんな不安を感じたこと、ありませんか?

赤ちゃんの首すわりは、一般的に生後3〜4ヶ月ごろに始まり、5ヶ月ごろまでに安定する子が多いとされています。ただし、これはあくまで目安。発達には個人差があり、成長のスピードは本当に十人十色です。

首すわりの平均的な時期はいつ?

厚生労働省の発達調査でも、5〜6ヶ月でしっかり首がすわる子が多いとされています。中には、4ヶ月で安定する子もいれば、6ヶ月近くでようやく…という子も。親として「うちの子、ちょっと遅いかも?」と感じることもありますが、早い・遅いよりも“その子なりに進んでいるか”が大切なポイントです。

首すわり完了とは?見分け方とサイン

首すわり完了の目安は、次のようなサインです。

子ども
子ども

・縦抱きしても、首がぐらつかない
・うつぶせ姿勢で、しっかりと頭を持ち上げる
・うつ伏せ姿勢で、物を追視して顔を動かせる
・寝返り時にも首が安定している
・手をもって引き上げても頭が付いてくる

これらが見られるようになってきたら、首すわりが安定してきたサイン。発達の第一歩ですね!


首すわりを見守る6つの発達チェックポイント

首すわりの発達は、“首だけ”で判断しないことがとても大切です。
作業療法士としての視点から、以下の6つの観察ポイントをおすすめしています。

① からだのうごき:頭の安定と姿勢保持

首すわりには、首だけでなく背中やお腹、骨盤まわりの筋力も必要です。

・うつぶせ姿勢で頭を上げられる
・背中をまるめながらも、体を支えている
・あおむけで足を持ち上げられる

こうした「からだ全体で支える力」が育っているかが大事です。

② おててのうごき:手を口へ、ガラガラの反応

首の安定は、手の動き(巧緻運動)にも関係しています。首が安定しないと、手を自由に動かすことが難しくなります。

・ガラガラを握って振る
・あおむけでメリーやおもちゃに手を伸ばす
・手を口にもっていく

こうした動きが出ていれば、首まわりの安定に向かっている途中だと考えられます。

③ みるチカラ:視線の安定と追視の有無

首がすわる前後で、赤ちゃんの視線もぐっと安定してきます。

・動くものを目で追える、一緒に顔も動くか
・親の顔にしっかり視線が合う
・ミラー越しに自分の顔を見て反応する

「見る力」が安定してくると、視線と首の動きが連動してきます。

④ きくチカラ:音への反応や声かけの反応

首を動かせるようになると、「音のする方を見る」行動も出てきます。

・鈴やガラガラの音に反応する
・名前や声かけに反応して顔を向ける
・驚いた表情を見せることがある

こうした聴覚の発達も、首すわりの発達にとても大切ですしています。

⑤ さわってかんじる:抱っこでの反応や表情

触覚や皮膚感覚も重要なサインです。

・抱っこした時、体を預けてくる感じがあるか
・お風呂で気持ちよさそうな表情を見せるか
・洋服や素材に対して敏感すぎたりしないか
・好きな感覚、嫌いな感覚が出てきたか

これらは、安心感や体の感覚が発達している証拠です。

⑥ こころのうごき:笑顔や人への関心

首すわりの時期は、情緒の発達も著しく伸びる時期です。

・よく笑うようになった
・おもちゃや物に興味が出てきたか?
・抱っこで安心して表情がゆるむ

「安心」「好き」「不安」など、感情が見えてくる時期でもあります


首すわりが遅いかも?と感じたときの対処法

月齢別の発達目安と受診の目安

赤ちゃんの首すわりが気になる時、まず大切なのは、「焦らないこと」
発達には個人差があり、成長のスピードは本当に十人十色です。

・3ヶ月 → まだ首がグラグラでもOK
・4ヶ月 → うつぶせで少し頭が上がれば◎
・5ヶ月 → 仰向け→縦抱きで頭がついてくるか確認

明らかに首が後ろに反っている・ぐにゃぐにゃなまま5ヶ月を過ぎる場合は、一度小児科や保健師さんに相談してみてもいいかもしれません。

時間経過の「縦軸」と他の発達との「横軸」で見る

首すわりが遅いかも?と思ったときは、「時間経過(縦軸)」と「他の発達(横軸)」の両方を見る視点がとても大切です。

パパ
パパ

縦軸(時間経過):昨日より少し長く頭を上げられるようになった、今までの体の成長など成長が“進んでいるか”
横軸(他の発達):首以外(手の動き、笑顔、音への反応など)は順調か、首すわりだけの成長か他の項目も遅いと感じるか?

首だけに注目して不安になるより、全体を観察することが赤ちゃんの個性を大切にする育児にもつながります。


首すわりをサポートする遊びと関わり方

あおむけでの遊び方

「あおむけ」はうつぶせより重力を感じないため、いろんな遊び方があります。

・おもちゃを追視して顔を右左に自分で向ける!音の鳴るおもちゃがおすすめ
・メリーなどあおむけで上に手を伸ばすような姿勢は◎

うつぶせでの遊び方

首すわりを促すために最も効果的なのは「うつぶせ遊び」です。
赤ちゃんにとってはちょっぴり大変な姿勢ですが、以下のポイントを守れば安全にできます。

・顔が上がらないときは大人の足の上やお腹にクッションを入れて顔が地面につかないように
・おむつ替え後や機嫌のいい時間に、1日数回、1〜2分からスタート
・ママ・パパが目線の高さで笑いかけながら応援する
・うつ伏せではなく遊びや好きなおもちゃを目で追ったり楽しい要素を入れてあげよう
・手のひらで背中を支えてあげると安心感UP

これだけでも、赤ちゃんは自然と「頭を持ち上げる練習」になります。

抱っこや声かけのコツ

日常の関わりも発達を助けます。
声掛けやふれあいによって興味も倍増、自発性が出てきます

縦抱っこ:少しずつ時間を伸ばしていく(首がまだ不安定な時は無理せず)
声かけ:「すごいね〜」「頑張ってるね」と赤ちゃんを肯定する言葉が大切
アイコンタクト:見つめ合う時間が、赤ちゃんの情緒と筋力両方に良い影響


焦らないでOK!赤ちゃんの発達は十人十色

他の子と比べすぎない育児のコツ

SNSや周りのママたちの話を聞くと、「え?もう寝返りしたの?」「5ヶ月でつかまり立ち!?」なんて驚くこともあるかもしれません。

でも、発達は競争じゃありません。
それぞれの赤ちゃんが、自分のペースで一生懸命成長しています。

ママ・パパにできること、それだけで十分

赤ちゃんの成長を支えるのは、安心できる環境あなたのまなざしです。

・毎日の「大好きだよ」の声かけ
・成長を一緒に喜ぶ気持ち
・不安なときに相談できる相手を持つこと

これだけで、赤ちゃんはしっかり育っていきます。


まとめ|首すわりは“ひとつの目安”であってゴールではない

首すわりは、赤ちゃんの成長の通過点。
早くても遅くても「うちの子らしく育っている」なら、それが一番の正解です。

時間経過の変化他の発達とのつながりを見ることで、不安はぐっと小さくなります。焦らず、比べず、赤ちゃんの今を一緒に楽しんでいきましょう。
不安はなくなりません、いつでもそうだんしてくださいね

-ごろごろ期