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【決定版】赤ちゃんの発達を見守る6つの観察ポイント|専門家がやさしく解説

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赤ちゃんの発達を見守るために大切なこと

パパ
パパ

「うちの子、ちょっと発達が遅れてるかも…」そんなふうに感じた経験はありませんか?初めての育児では、どうしても周りの赤ちゃんと比べてしまいがち。でも実際には、赤ちゃんの成長には大きな個人差があるものです。得意な事もあれば苦手なこともあります。

焦って「〇ヶ月なのに寝返りしない!」「まだ声を出さない!」と不安になるのではなく、“その子なりのペースで育っているか”を見守る視点がとても大切です。

この記事では、赤ちゃんの発達を6つの視点からやさしく解説します。観察のコツを知ることで、今よりもっと赤ちゃんの成長を楽しめるようになりますよ。


観察ポイント①:からだのうごき(粗大運動)

赤ちゃんの発達を見守るうえで、まず大事なのが「からだの大きな動き」です。赤ちゃんの“世界を広げる第一歩”。
首すわり→寝返り→おすわり→はいはい→つかまり立ち→つたい歩き→ひとり立ち→ひとり歩きと進んでいきます。
必ずしもこの順番でなくても良いので安心してください。

例えば、寝返りができるようになると、自分で見たい方向に身体を向けられるようになります。ハイハイができれば、気になったもののそばへ行ける。そうやって体の発達だけでなく。「自分から世界と関わる力」など心も育っていくんです。

観察するときは、「動きたそうにしてるか?」「全身を使って動いているか?」という本人の視点で考えるのが大切。無理にやらせる必要はありませんが、その子なりに動きを模索しているかを見るようにしましょう。


観察ポイント②:おててのうごき(巧緻運動)

次に注目したいのは、「おてての動き」。これは指先の器用さと脳の発達がしっかりと関係している大事なサインです。
手をみつめる→手を口に持っていく→おもちゃをつかむ→おもちゃを振る→両手を使って遊ぶ→物をつまむ→細かい操作ができるようになる。
このような発達をしていきます。

観察のポイントは、「両手を使って遊べているか?」「おもちゃに手を伸ばす意欲があるか?」「何をつかみたがっているか」「どんな持ち方をしているか」などを観察してみてくださいね。

本人のおててのうごきと遊んでいるおもちゃの関係も大切になってきます。


観察ポイント③:みるチカラ(視覚)

「目の力」は、赤ちゃんが周囲の世界を理解していくうえで欠かせない感覚です。最初はぼんやりとしか見えなかった視界も、月齢が進むにつれてどんどんはっきりしてきます。
「視線が合うようになったか?」「興味があるものをじっと見ているか?」「目で追っているか」が大切なポイント。これは注意力や興味関心が育ってきている証です。

視覚が育つと、絵本に興味を示したり、人の表情を見て反応したり、より豊かなコミュニケーションにもつながっていきます。

赤ちゃんと目が合ったときに笑いかけてあげたり、視線を追って遊んだりするだけでも、素敵な刺激になりますよ。


観察ポイント④:きくチカラ(聴覚)

「聞く力」も、赤ちゃんの発達には欠かせない要素です。
音に反応する、ママやパパの声で落ち着く、音がする方を向くなど、聴覚の発達は言葉の理解や感情の安定に深く関わります。
生後すぐから音には反応していますが、月齢が進むと「声の区別」「音の方向の理解」「名前を呼ばれて振り向く」といった行動が見られるようになります。

赤ちゃんが“聞こうとしているか”を観察するのがポイントです。テレビや機械音ばかりではなく、人の声や音がするおもちゃなどを通して、「音に対する興味」が見られるかをチェックしてみましょう。

また、音にびっくりしやすい赤ちゃんもいますが、それも立派な反応です。大事なのは「どんなふうに反応するか」を優しく見守ることなんです。


観察ポイント⑤:さわってかんじる(触覚・感覚)

赤ちゃんは、“手で触れる”ことで世界を学びます。
ふわふわ、ザラザラ、冷たい、あったかい…そんな感覚の違いを通して、「これは安全」「これは気持ちいい」といった体験を蓄積していくのです。観察するときは、「いろんな素材を触りたがるか?」「手でじっくりものを確かめているか?」を見てみてください。

たとえば、毛布を握ったり、ぬいぐるみを口に入れたりする行動も、触覚の発達にはとても大切な経験です。

また、体をくすぐったときに笑う・嫌がる、抱っこで安心する・不快そうにする、なども立派な観察ポイント。触覚は「心地よさ」や「安心」と深く結びついているので、ぜひ意識してみてくださいね。


観察ポイント⑥:こころのうごき(情緒・社会性)

最後に、とても大切なのが「こころの動き」を見ることです。発達というと「運動」や「言葉」が注目されがちですが、赤ちゃんの“安心感”や“人とのつながり”も、成長の大事な柱になります。
観察ポイントは、「よく笑うようになったか?」「泣き方にバリエーションがあるか?」「人見知りや後追いが始まったか?」など。

これらはすべて、「ママやパパという特別な存在を認識している証拠」。つまり、愛着がしっかり育ってきているということなんです。

赤ちゃんが不安なときに「ママ〜」と泣くのは、頼れる存在を求めているから。人を求める力があるというのは、心が健康に育っているサインです。


不安を感じたときにできること

発達には本当に個人差があります。
「他の子と比べて○○が遅い」と不安になる気持ちもよく分かりますが、それだけで判断せず、“その子なりのペース”で育っているかを丁寧に見てあげることが大切です。

どうしても心配が拭えないときは、ひとりで悩まず、自治体の育児相談窓口や保健師、発達支援センターなどに相談してみましょう。早期に専門家とつながっておくと、万が一のときも安心です。

また、SNSや育児アプリなどの情報は便利ですが、比較して不安になるよりも、自分の赤ちゃんの“今”を見ていくことが、何よりも意味のある育児になります。


まとめ:発達を「比べる」ではなく「見守る」へ

赤ちゃんの成長は、本当にひとりひとり違います。
だからこそ、「できた・できない」ではなく、「どう育ってきたか」を見ていくことが大事です。

この記事で紹介した6つの観察ポイントを知っておくだけでも、毎日の育児が少し安心できるようになります。専門家じゃなくても、ママ・パパが“観察者”になって、赤ちゃんの成長を優しく見守ることはできるんです。

心配なことがあれば、信頼できる人に相談して大丈夫。今日も、赤ちゃんの笑顔と成長を、一緒に見守っていきましょうね。

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